社名にアルファベットを使って少し後悔した事


法務省のホームページによると、平成14年(2002年)から社名にローマ字を使う事が許可された様子です。
アルファベット3文字〜4文字程度の頭文字型の会社名はよく見かけるようになりました。
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji44.html

商号の登記に用いることができる符号
(1)ローマ字(大文字及び小文字)
(2)アラビヤ数字
(3)「&」(アンパサンド) 「’」(アポストロフィー) 「,」(コンマ) 「-」(ハイフン) 「.」(ピリオド) 「・」(中点)

私は特に深い意味は無いまま、なんとなく持っていたドメインをそのままアルファベット表記の社名(しかも長い!)にしたのですが、たまに少し後悔する事があるので紹介します。

・とにかく、手続き関連では誤記が多い
会社を運営する以上、色々と届出や手続きをしなければならないのですが、
電話にて社名を伝えた場合は誤記が多いです。
※電話でデジタルな情報を伝える事は極力避けたいのですが、手続き上回避できないこともあるので。
漢字ならなんとか伝え方もあるのですが、tとpなど面倒(Tango・Delta等のフォネティックコードでのやりとりは普通は無理)です。
そして、やっと伝え終わってしばらくすると、思いっきり誤記の書類が送られてきます。

・振込関連で、お客様に面倒をかけてしまう
銀行口座の種類によっては、ネットアカウントの登録時にローマ字を受け付けてくれない。
よって、全角英数字で登録するが、お客様が普通に半角で入力するとエラーに。
振込口座の社名の横に(※全角です)と但し書きをするいまいちな対応か、メールにて口座を送付し、コピペして頂く事に。

・領収書などで、社名を言うのが面倒。書くのも面倒。
もう、面倒。全部「上」か、レシートになってしまう。
書くのも面倒で、同じ書類がたくさんあると、dがゲシュタルト崩壊していくつかbが混じることも。

・大きな会社の訪問時に受付で書く来訪用紙
私は人の視線があるときに何かを書くと頭が停止するので、はやく書き終えたくてぐしゃぐしゃとペンを走らせ、結局誰も読めない暗号のような社名になってしまいます。
※但しこれは漢字でも同じなので、アルファベットならでは、でも無いかもしれません。

・結局、いろいろな局面でカタカナを併記する事になり、面倒
最終的には最初からカタカナで書くようになります。

・WEBサービスの申し込みの入力チェックに引っかかる
銀行口座の件と少し似てますが、法人向けの通販サービス等に登録しようとすると、
「全角でお願いします」
と出てくるサイトもあり、全角英数字に直して登録するが、少し心がもやもやする。

と、こんな感じです。

よく考えたら特に困らない

逆に言えば困るのはこの程度で、起業して遭遇する他の大量の困りごとに比べれば可愛いものです。タイトルと逸脱しますが、全然困ってませんでした。

社名くらいはアルファベットでも数字でも自分しか分からない符号でも、何でも自分の好きな名前で良いと思います。(乱暴な締めくくり)
適当なアルファベット3文字や英単語にして、後からなんの略か考えてみるのも良いかもしれません。
アベンジャーズでお馴染みマーベルコミック並びにMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のS.H.I.E.L.D.のような感じです。

成功して、その会社名が一般名詞になれば良いのではないのでしょうか!


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