部屋片付け・まず着手が巨大な力に阻まれる件


私の前提

今は部屋も仕事場も綺麗にしている。片付けをこまめにすると言うより、それは諦めて、とにかくモノを置かない事を徹底。
・学生時代は超散らかり放題で、知らない学生まで見学に来た。(いきなりドアが開き、もう一人が「な?!言っただろ?」とか言って帰っていく)

部屋が汚い状態で生活している、と言うこと
散らかっているからといって、「俺は汚いのが好きなんだ」と言う人は少ないだろう。
自分の部屋が綺麗になり始めたら、そりゃあ断捨離でも松井棒でも共感でき、「まずは捨てることだよ」などと語り始める。
ただ、その”綺麗になり始める”状態にどうしても出来ない。

それは、ずっと着手していない案件のパワポを読みなおしたり、風邪で一回休んでからずっと行っていないジムに顔を出すことが出来ない状態に似ていると思う。

つまり、それ自体は大した労力も時間もかからないのだが、それをしたとたん
“ずっとそれから目を背けていた自分、
目を背けていなかったら出来たはずの事、
それをリカバリーする為にこれから費やさなければならない労力”
に直面しなければならないのだ。

筋トレなんて、2週間も休めば情けないくらい力が落ち、元の重量を上げるには1ヶ月以上はかかるだろう。
それに直面したくないから、また先延ばしにする。ジムに貼られた”勇気を持って休みましょう”の張り紙以外にも、休む理由はいくらでも作れる。(偉そうに書いているが、完全に私がそうだ)

部屋が散らかっている状態も似ていると思う。
分かる人は分かると思うが、部屋中に空き瓶がある場合、どう考えても燃えないゴミの日に全部、若しくは一部だけでも捨てれば良いだけ。
瓶を持つ。該当するゴミ袋に入れる。を、多い人でも100回繰り返せば終わりだ。
ただ、ゴミの日が来ると色々な理由(リサイクルに出したら一本いくらだっけ?等)が出来て、全くやる気がしない。
まだ間に合う間に合うと思いながら、
夜中ゴミ収集車が行ってしまうと、チャンスが消えて少しほっとしてしまう。
瓶を少しでも片付け始めると言う事は、いつでも片付け始める事が出来たはずの事実に向き合わないといけないので、着手出来ないのだ。

もうすごく気持ちは分かるが、捨てる技術系やライフハック系の部屋片付け詳細に入る前に、”着手”するしか無いと思う。

着手の方法としては、
・今日中に片付ける!等の気合の排除(絶対無理)
・実質的に整理が出来てる、と言う状態の前に、取り敢えずざっくりと綺麗な部屋と言う見た目の獲得を目標に

が大事だと思う。
部屋が汚い人間が一念発起した時によくやる、まずは部屋の一角を完璧に綺麗にして、次の一角を・・・は速攻挫折する(その綺麗な一角が順を追って移動するだけで、3日目くらいに、”ゴミや物が置ける場所”になるだけ)ので、捨てる捨てないも決めず、とにかくダンボールに詰めて後で考える方式がベストだと思う。

先送りは先送りだが、割りと達成した感じの見た目だけはまず獲得するのだ。

いま読み返すと、着手するには?→着手する!と言う突っ込み所満載な文章だが、どう着地したら分からないのでこのままにする。


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