ワードプレスで会員制サイト構築時に参考にしたサイトを紹介

関連キーワード:BuddyPress対応

最近、ワードプレスを利用したファンクラブやビジネスマッチングサイトの案件が続き、WordPressのプラグインでも色々な機能を実装できる事が把握出来たので、参考になったサイトのまとめです。

WP-Members関連

投稿や固定ページを会員限定にするプラグインです。特に会員同士の情報交換が必要無い会員向け告知サイトなどはこれで十分だと思います。
会員希望に関して、自動承認や確認後の承認、その際の返信メッセージや、会員登録の際の必須項目等が詳細に設定可能です。
アーティストのファンクラブのクレジットカード自動課金などは、外部オーソリとのカスタマイズが出来れば可能だと思われます。

hijiriworld Web様-WordPress 会員制サイトの作り方 WP-Members
WP-Membersの導入方法を順を追って詳細に解説しています。

 

ほりログ。様-WordPressで会員制サイトが作れるWP-Membersの使い方
こちらも、各種設定をわかりやすく解説しています。

 

Crazy One様-【WordPress】WordPressで “会員制サイト” を実現するプラグイン『WP-Members』と『Members Only』(詳細な設定有り)
Members Onlyというプラグインも併用して、より細かい設定を紹介しています。

 

使用してみた感想ですが、非常に簡単に設定出来る反面、もう少し閲覧制限の幅があれば、という感じです。
例えば、
投稿の題名と抜粋は非会員にも見せて、続きは会員のみ、
と言う設定は可能なのですが、その設定と併用しつつ「タイトルも記事も全て会員限定」と言う投稿も作成することは基本的な設定では難しそうです。

 

BuddyPress関連

小規模のフェイスブックの様なSNSを構築する定番のプラグイン。
日本語環境での運用に癖があり、また設定でつまずく部分も多いです。
海外では見栄えの良いテンプレートも多く制作されているので、何とか使いこなしたいところです。

Webクリエイターボックス様-WordPressプラグイン「BuddyPress」でSNSサイトを作成
導入方法を非常にわかりやすく紹介しています。サンプルサイトもあり。

 

WP-D様-WordPressにFacebookのようなSNS機能が付けられる!BuddyPressで出来ることまとめました
BudduPressで出来る事を、いくつかの事例サイトと共に紹介しています。

 

Cappee Design様-[WordPress]簡単にコミュニティサイトやSNSがつくれるプラグイン「BuddyPress」の設定方法
つまずきがちな細かい設定部分を詳細に解説しています。

 

非常に多機能で設定出来る項目が多く、SNSサービスをワードプレスで構築するならこれかな、という感じです。
但し、ファイル構造も複雑なので、コードの改修やデザインの編集はシステムの概要を把握した後、計画的に行う必要があるでしょう。

既存のテンプレートの共存も難しいので、コンテンツを蓄積するサイトとは別ドメインかサブドメインで分けて運用した方が良いです。
ちなみに、私はbuddyPressのテンプレートはここで探しています(現在約20種類くらいで、下記は1例です)。
01_Homepage.__large_preview
 

ワードプレス以外では、国産のSNSOpenPNEがわりと有名ですが、私は少しインストールに手間取り、その後放置してしまっています。
ある程度の予算規模であればサポートサービスもあるので、選択肢に入れても良いと思います。

OpenPNEは2019/04/11日に旧安定版 OpenPNE 3.6.34 及び新安定版 OpenPNE 3.8.31がリリースされた様子です。
詳細はこちら
現在PHP7対応バージョンの開発を進めているとの事です。

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会員サイト構築にワードプレスを利用することについて

ワードプレスの強みは「蓄積された情報を効果的に操作、表示する」ことです。
つまり、一般的な1方向の情報の流れ(ビジネスサイトやブログ、ニュースサイト)にはとても適しているフレームワークです。
しかし、マッチングサイトや会員同士の交流が前提のソーシャルネットサービスとなると、やはりそれぞれの用途に適した各種フレームワーク(Laravel、Ruby on Rails、Djando)やそれに伴うライブラリ群の利用が理想的かもしれません。

但し、予算面と手軽さにおいて、ワードプレスを利用するメリットは存在すると考えます。
「どんなに市場調査しても、最終的にはリリースしてみないと是非が分からない」WEBサービスにおいては、特定のテーマに沿ってリリース、需要との手応えを掴み、スケールの必要性を感じた後に然るべきフレームワークとインフラへの移行を検討、という小規模または個人プロジェクトの形もあると思います。
そんな時にワードプレスの利用は一助となるでしょう。


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