WordPressの新機能「サイトヘルスチェック」でトラブルを未然に防ごう


ワードプレス最新バージョン「WordPress 5.2 “Jaco”」がリリースされました。
“Jaco”は70年代中期〜80年代前半に活躍したアメリカのジャズベーシスト「ジャコ・パストリアス」由来の命名との事。
※彼は、ジョジョの奇妙な冒険第六部(ストーンオーシャン)でお馴染み「ウェザー・リポート」に所属していた時期もあります。

さて、今回のバージョンアップでは、
・「サイトヘルスチェック」に関する管理画面ページの追加
・PHP エラープロテクション(画面真っ白状態の回避)
の大きなアップデートの他
・アクセシビリティの向上
・プラグイン互換性チェック
・新しいダッシュボードアイコン
などが改善項目として記載されています。

今回は、「サイトヘルスチェック」を確認してみます。

WordPressの新機能「サイトヘルスチェック」を使ってみる

前回のリリース(5.1)では「サイトヘルス」機能が追加されていました。
これは、古いバージョンのPHPを使っている場合にアラートを表示したり、PHPのバージョンの違いによりプラグインがトラブルを引き起こすと予測できる場合は、プラグインのインストールを許可しない、という機能です。

5.2では、上記に加えてより視覚的にホームページの状況を確認できるようになりました。

「サイトヘルスチェック」ページの確認

WordPress管理画面から「ツール」→「サイトヘルス」をクリックします。

「サイトヘルスステータス」(ステータスタブ)が表示されました。
セキュリティ系のプラグインを入れている方にはおなじみの項目かもしれません。

上部の「Critical issues」がすぐに対応した方が良い項目。

次の「Recommended improvement」がおすすめの改善項目。

最後の「テスト通過」ボタンを押すと、「サイトヘルスチェック」の確認を通過した項目が並びます。

「サイトヘルスチェック」に従って環境を改善してみる

とりあえず、「Recommended improvement」の「PHPの更新をおすすめします」の項目を改善してみます。

エックスサーバの管理画面から、PHPを最新バージョンに変更します。

しかし、戻ってもステータスに変化が無いので、「パフォーマンス」をクリックして詳細を確認。
「PHP の更新についてさらに詳しく」のリンク先に飛んでみます。

PHP7.3でしたか

エックスサーバで現在利用できるPHPのバージョンは現在(2019年5月9日時点)でPHP7.2xなので、もう少し待ちですね。
エックスサーバ公式:PHPのバージョンについて

古いデータベースサーバー

もうひとつ表示されていた改善項目「古いデータベースサーバー」については数年前から自覚(今度やろう、今度やろうと早数年)しているので、これを機に修正しました。
修正前。MariaDB5.5(MySQL5.0)

修正後。MariaDB5.5(MySQL5.7)

データベースのバージョンアップに少し詰まったので、こちらはまた解説します。

追記、データベースバージョンアップを行いました。
エックスサーバ「MySQL移行ツール」でMySQL5.0からMySQL5.7へバージョン移行してみた


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